他人の土地に洗濯モノを干すのを許されるのはキャンパーと難民だけである。<はしもといわお・アウトドアの掟>

コラム

 
テント用マット大活躍の巻
 

流星

 それは、8月のペルセウス座流星群が凄いことになりそうだ。という年のことでした。流れ星を見るためにキャンプをしました。 テントを張って、早めに食事。暗くなる頃にはテントの横にマットを敷いて、蚊取り線香も点けて、準備万端です。
 「前祝だ!」とかのたまって、早速アルコールです。マットに横になって、楽な姿勢で見ようと考えていたのですが、アルコールを入れるには寝ていられないので、マットの上に胡坐を掻いていました。さすがに、流れ星を見るのだから明るいとだめだろうというので、手元が見えるだけの小さな懐中電灯をつけているだけでした。
 「アッ!流れた」一人が拍子抜けするようにつぶやきました。そいつの向いている方を見たのですが、勿論流れ星に追いつくはずもありません。やっと、本来の目的を思い出したみんなは懐中電灯も消して、マットに横になりました。
 それからもう、待つというほどの時間もかからずに「出たッ!!」と、全員が歓声を上げました。それは明るく長い流れ星でした。
 みんな乙女でもないのに。いや、それどころか対極にあるいいオジサン(ここではチョイ不良オヤジということで・・)なのに、あの感動はなんなのでしょうか。 勿論、みんな流れ星を始めて見たわけではありませんでした。しかし、その夜の流れ星は格別でした。降るほどというのはオーバーですが、次から次へと流れてくれました。 「一生分の流れ星を見たな」と話しながら、一心地着いたらまた祝杯です。
 その夜、マットは新しい使い方を私たちに教えてくれました。
 他でもマットはテントで寝る時以外で活躍しました。渥美半島の突端。伊良子岬でのサシバの渡りを見た時です。これも上空を飛ぶので、マットが大変役に立ちました。勿論その時も祝杯でした。