エコロジストとはアザラシの写真にはほおずりするが、ゴキブリには悲鳴を上げる人をいう。<はしもといわお・アウトドアの掟>

コラム

 
手作りレンズで遊んでみました
 
 皆さんは花を写す時、どんなレンズをお使いですか。或はこれから写そうとお考えの方、どんなレンズをお考えですか。もっと近づいて、大きく撮りたいという方はどうしてもマクロレンズが必要ですね。でも、マクロレンズも限界があります。一般的なレンズの半分の距離まで近づけるのが相場でしょう。でも、もっと近づきたい時、小さな花をアップにしたい時、そんな時は接写リングをカメラとレンズの間に噛ませてやる方法がありますね。<@峰>もそのやり方でよく小さな花のアップを撮ります。
 ソフトフォーカスも面白いですね。レンズの前にそれようのレンズを付けてもいいし、もっと簡単に板ガラスのようなものに何かクリームを塗る方法もありますね。
 これらはオーソドックスな撮り方ですね。ここでは遊びの裏技を紹介します。昔ずいぶんこれで遊びました。
 レンズ部分を自分で作るのです。といっても、まさかガラスを磨いてレンズを作るわけではありません。他のレンズをカメラのレンズにしてしまうのです。例えば子供たちが使う虫眼鏡を使う方法があります。カメラのレンズは使いません。外してしまいます。その取り付け方が一番の問題ですね。
 <@峰>がやったのは、カメラキャップ(レンズを外した状態でカメラの内部を保護するために取り付ける物。市販されています。)の外側の肉厚部分を残して中をくり抜いてしまいます。これがレンズとカメラをつなぐ結合部分となります。次に賞状などを丸めて入れる筒を用意します。筒は長筒の本体と蓋とに分かれます。まず、長筒部分の先端。蓋がかぶさる部分をその下の本体部分を少し残して輪切りにします。今度は蓋の一番端の丸い所をくり抜いて筒抜けにしてしまいます。それを長筒で作った部分に取り付けると、スライドしてピントをあわせることができます。できたら、長筒の元部分を丸くくり抜いたレンズキャップに何かで接着します。
 最後に丸い部分を取り除いて筒抜けになった蓋部分の先端に虫眼鏡を何とかくっつけてください。これで手作りレンズの出来上がりです。このレンズは絞りなどは利きません。その方が面白いのです。
 ちょっと脱線。カメラレンズは数枚のレンズの組み合わせでできています。何故そんな面倒なことをするかというと、単体レンズの特性として、球面収差と色収差(この説明は省きます。どこかで調べてみてください)というものがでてしまいます。それを解消しようとして何枚かのレンズを組み合わせるのです。これがレンズの良し悪しの心臓部といってもいいかもしれません。これがしっかりと補正されると、きっちりとしたゆがみの無い、色のにじみの無いレンズができるのです。
 ということは、虫眼鏡レンズはその球面収差と色収差がモロにでてしまうという事です。それが面白いボケ味を出してくれるのです。それを楽しむのがこの手作りレンズの醍醐味です。しかも筒部分を長くするとかなりの接写ができます。
 これくらいの筒の長さではまだ接写が足りないという方、はいはい、もっと筒部分の長くなる方法もやりましたよ。今度は簡単です。ただ材料を手に入れないと。
 今は市販されているかどうかわかりませんが、昔フィールドスコープにカメラをくっ付ける部品が売られていました。カメラメーカーによって取り付け部分の方法が違いますので、そのカメラにあったものを用意します。その部品はかなり長くて、さらにスライドして長くなるようになっています。カメラとの取り付け部分の心配も無く、後は虫眼鏡を何とかくっつけるだけです。これは驚くほど被写体に近づけます。
 まだまだ遊びましたよ。虫眼鏡のほかにも壊れた双眼鏡の接岸レンズを逆さまにくっつけると、やはり接写ができます。また、普通のレンズを逆さまにくっつける方法。これはリバーシブルといって既存の方法ですが、レンズによってはほんの数ミリくらいの所まで近づけます。
 このほかにも沢山試しました。でも一番面白かったのはやはり虫眼鏡レンズでしたかね。デジ一眼になって、色々な方法が寄り簡単に楽しめそうなので、また復活してみようかと思っているところです。